2014年09月26日

ちんちん電車に乗って(33) 三ノ輪橋停留場

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 荒川区役所前停留場で思い出すのは「東京スタジアム」。千葉ロッテマリーンズの前身、毎日大映オリオンズ(大毎)の本拠地だった野球場だ。

 竣工は昭和37年(1962年)。周囲にビルがない下町だったからナイター照明まぶしく、「光の球場」と呼ぶ人もいた。

 昭和46年(1971年)10月15日のヤクルトアトムズ対阪神タイガース戦が最後の試合。残念ながら同47年(1972年)に閉鎖。同52年(1977年)に解体されてしまった。現在は、跡地の大半が「荒川総合スポーツセンター」になっている。

 というわけで、荒川区役所前停留場で下車しようと思ったのだが、あれこれ少年時代を夢想している間に通過、気が付いたら終点三ノ輪橋停留場だった。

【Photo】着駅と発駅が異なる三ノ輪橋停留場。先方に見えるのが発駅だ。

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2014年09月25日

ちんちん電車に乗って(32) 路上の実用自転車

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 荒川二丁目停留場から再び乗車。次は荒川区役所前、400m先だ。

 大正2年(1913年)の開業当時は千住間道(せんじゅかんどう)という妙な停留場名だったが、昭和17年(1942年)に三河島二丁目と改称、同36年(1961年)以降は現在の荒川区役所前で落ち着いた。

 名前どおり、停留場前に区役所があるかというと、そうではないからややこしい。

 昭和11〜43年(1936〜1968年)、区役所の所在地は荒川一丁目1番1号。停留場から直線距離で約100m。ところが、それ以降は荒川二丁目2番3号に移転。直線距離で約300mも離れてしまったのだ。

【Photo】荒川自然公園から都電荒川線荒川二丁目停留場に向かって歩いているとき、朽ち果てつつある自転車を発見。さすが下町、実用自転車だ。

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2014年09月24日

ちんちん電車に乗って(31) 三河島処理場公苑

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 荒川自然公園の旧称は三河島処理場公苑。公園ではなく公苑。

 昭和54年(1979年)、南側にアスレチック広場や水辺広場などがオープンした際、区民公募で選ばれた名前に改称されてしまった。処理場公苑では、粗大ゴミが集まってきそうな感じがするのかね。

 では公苑と公園、何が違うか。

 辞書で調べると「公苑と書く施設もある」だと。字が違うのだから、語源が違うはず。ケチらずに教えろよ! と叫んでみても、辞書は物言わぬ。

 一説によると、公苑はpark(狩場)、公園はpublic garden(庭園)がルーツらしい。

 今のところ、都内で公苑と呼ばれている施設は馬事公苑(世田谷区上用賀)と本郷給水所公苑(文京区本郷)の2か所。

 本郷給水所(東京都水道局)の上部に造成されている本郷給水所公苑は、荒川自然公園と同じ構造。和風庭園と洋風庭園で構成されていて、チョロチョロ川も流れているらしい。

 今のところ名称の公募はされていないから、当分、本郷給水所公苑のままだと思う。

 ちなみに日本初の公園は上野公園。明治6年(1873年)布達の太政官布達第16号に『・・・万人偕楽ノ地トシ、公園ト可被相定ニ付・・・』とあり、万人偕楽ノ地として上野公園が選ばれたのだ。

【Photo】児童遊園コーナー。ジャングルジムで遊ぶ家族連れの楽しそうな笑顔と、それを見守るように風にゆれるススキ。

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2014年09月23日

ちんちん電車に乗って(30) 土の深さは60センチ

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 園内には、さまざまな樹木が植えられている。種類が多いのは、都内の公園から出た余りものが多く植えられているかららしい。

 中には見事な枝ぶりの巨木もあり、ここが地上2階であることを忘れてしまう。土の深さ60センチほどなんだけど。

 夏の間は「わいわいプール」が大盛況。子育て中のママにはありがたい施設だ。おそらく再生水が使われているのだろうが、「白鳥の池」ですらホタルの幼虫が棲息出来る水質が保持されているそうだから、安心。

 プールの奥の「さんさん広場」は一面の芝生。シート持参でランチを広げることが出来る。お腹がいっぱいになったら、お隣の「交通園」で自転車三輪車一輪車、あるいはママチャリの練習だ。いずれも貸し出し無料。

【Photo(上)】夏も終わり、「わいわいプール」に子どもたちの姿なし。水深はごく浅いから、幼児の水遊びには最適。手前の四角い窓は、直下に設けられている水再生センターのもの。

【Photo(下)】乗り物を借り、交通ルールのお勉強。無骨なネーミングの「交通園」だが、オトナでも、結構、楽しい。

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2014年09月22日

ちんちん電車に乗って(29) 新東京百景

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 荒川自然公園は新東京百景に選ばれている。

 新東京百景とは、昭和57年(1982年)に「都民の日制定30周年」を記念して選出された都内の景勝地のこと。都民の公募だったらしい。

 今では誰も注目してはいないが、二重橋と皇居外苑、新宿御苑、浅草寺と仲見世、羽田空港、銀座通りなどが選出されていて、それなりに納得できるが、まさか荒川自然公園が選ばれていたとはビックリ。

 ちなみに、同じ構造を持つ大田区森ケ崎公園(幻の森ケ崎鉱泉街)は選出から漏れている。

【Photo】都電荒川二丁目停留場脇のスロープを上がると、いきなり登場する景色。下水処理場の2階とは思えない。

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