2014年03月23日

桃園川緑道の陽だまり(01) もとはドブ川厄介川

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 ホッコリ暖かい陽だまりの中、桃園川(ももぞのがわ)緑道の散策。前回の泣く子も黙りそうな蛇崩川とくらべ、なんと甘ったるく、しかも酒池肉林風の名前なんだろ。

 まるでニンフが水浴びしてそうな感じだが、元々は荻窪駅北側の天沼弁天社(天沼八幡神社)にあった弁天池のチョロチョロ湧水を水源にする農業用水。

 阿佐ヶ谷駅そばの「けやき公園」あたりから南下、しばらくして再び東に向きを変え、大久保通りと並走するように中野区を横断、東中野あたりで神田川に注ぎ込む。

 宅地化が進むにつれ本来の役割が薄れ、住人がゴミを棄てるものだからドブ川と化し、つには大雨ごとに氾濫する厄介川となってしまったそうだ。

 昭和42年に流路全体が暗渠化され、桃園川下水幹線が完成。その後、平成元年から5年の歳月をかけ、JR中央線のガードをくぐったあたりから神田川までの地上部分4.2キロあまりを緑道化したのである。それが桃園川緑道。

【Map】けやき公園の近くにあった杉並区の案内板。代々住んでいる住民は「下はあぶねぇ」と云いつつ、高台に居を構えたから家屋は残ったそうだ。

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2014年03月24日

桃園川緑道の陽だまり(02) 阿佐ヶ谷駅うろうろ

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 桃園川緑道のスタート地点は、JR中央線阿佐ヶ谷駅そば「けやき公園」の南側、JRの高架をくぐったところ。

 様変わり激しい阿佐ヶ谷駅周辺は、かつての面影がまったくなく、その昔の阿佐ヶ谷事情に詳しい筆者はうろうろ。まるで宇宙人に連れ去られ、別の惑星にある阿佐ヶ谷駅に到着したばかりのような感じだ。

 それでも土地勘は衰えておらず、商店街を抜けたら「けやき公園」があった。ケヤキの木もあった。

【Photo】阿佐ヶ谷駅北口を出て、ガード下の中杉通りを渡る。

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2014年03月25日

桃園川緑道の陽だまり(03) けやき公園にケヤキの木

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 JR中央線に沿って商店街を抜けると、大きなケヤキの木が視界に入ってくる。「けやき公園」だ。

 桃園川の水源だった天沼弁天社(天沼八幡神社)の弁天池からここまでは完全な暗渠。地上で川の痕跡を探すのは難しい。

 かなり以前から池は干上がっていたから、暗渠に湧水は流れておらず、代わりに下水が流れている。

 だから暗渠の正式名称は「桃園川下水幹線」。ニンフ水浴びのイメージ、あっさり崩壊なのだ。

【Photo(上)】昭和時代とは大違いの商店街。駅周辺は小奇麗になってしまった。きっと、いいことなんだろうな。

【Photo(下)】けやき公園。ケヤキの巨木があった。こまめに手入れされているとは思えず、空き地に毛が生えたような感じだから、ここには昭和の香りあり。

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2014年03月26日

桃園川緑道の陽だまり(04) カエルの大声援

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 けやき公園(阿佐ヶ谷北1丁目)の南側、JRの高架をくぐったところから桃園川緑道が始まる。

 幅員は5メートルほど。タイルが敷き詰められていて、さらにバラアーチの骨組みと標石が設置されているから、なんだか目出度い感じだ。

 昭和48年に緑道化された蛇崩川緑道とは異なり、こちらは平成5年完成の真新しい緑道。カエルのコーラス隊らしき愉快なモニュメントが標石の上に置かれていたりするのは、緑道に対する意識が変わったからなのか。

 財政力指数(地方公共団体の財政力を示す指数)では、蛇崩川緑道のある目黒区は0.73(2012年度)、桃園川緑道のある杉並区は0.62(同)だから、こちらのほうがビンボーなんだけど。

 ちなみに指数が1を超えると普通地方交付税の交付を受けることが出来なくなる。

【Photo】関東大震災後の河川改修工事によって元々の流路が変えられたため、道筋は直線部分が多いそうだが、バラアーチの先から、ちょっとだけくねくねし始める。

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2014年03月27日

桃園川緑道の陽だまり(05) 緑地は公園、道路にあらず

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 三省堂大辞林によると、緑道とは「緑地帯の道」とある。で、緑地帯を引くと「グリーンベルト」だという。

 さらにグリーンベルトを引くと「都市計画で、都市の環境を守るために緑地とした地帯。緑地帯」あるいは「街路の中央などに設けた、草木などを植えた地帯」。文字から受ける印象のそのままだった。

 というわけで不動産用語で検索してみると、緑道とは「都市公園の一種」とある。うん、それなら納得。

 ついでに「植樹帯や園路(歩行者路や自転車路)を主体にした緑地で、公園・学校・商店・駅前広場など公共サービス施設を結ぶように配置される。車の入れない歩行者用空間」とあり、「道幅は10〜20メートル程度が標準的」なのだそうだ。

 道幅10メートルに満たない緑道は結構あるけれど、まっ、いいか。

 新発見だったのは「建築基準法上の道路ではなく、敷地の前面道路としては認められない」こと。どうりで緑道の両側の民家はお尻を向け合っていたわけだ。

【Photo】スタート地点からしばらくの間はタイル張りが続く。緑道の両側に道があり、かなり贅沢な感じだ。

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