2013年10月23日

昼下がりの旧山手通り(01)  JR山手線恵比寿駅

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 恵比寿から渋谷まで。JR山手線恵比寿駅西口を出て、駒沢通りから旧山手通りを抜けて道玄坂まで歩こうと思う。

 恵比寿駅は、渋谷駅と目黒駅の中間にある駅。本来は、明治18年(1885年)に日本鉄道会社が恵比寿(当時は下渋谷)近くに渋谷駅を造ろうとしていたのだが、地元民の大反対に合い、道玄坂下の辺鄙な谷間に変更。

 その結果、品川を出た汽車は恵比寿を素通りして現在の渋谷駅に停車ということになったそうだ。

【Photo】恵比寿駅は巨大なショッピングビル「アトレ(Atre)」に包まれている。この頃では、どこもかしこもアトレで、手前の目黒駅にもアトレ。せめてABC順に「アトレ」「ビトレ」「シトレ」というような感じにできなかったのだろうか。

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2013年10月24日

昼下がりの旧山手通り(02)  恵比寿に渋谷駅はいらん!

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 地元民の反対理由は、「農地が潰されてしまう」「汽車は異国の悪疫や悪習をもたらす」「陸蒸気の黒い煙はキリシタン」。

 おかげで渋谷は繁栄、恵比寿はそのままということになってしまった。

 恵比寿が脚光を浴びるのは、明治34年(1901年)に「ヱビスビール」を製造販売していた日本麦酒酒造会社(現サッポロ)の貨物専用線が敷かれてからの話である。

【Photo】西口の脇に駒沢通り。歩道に沿って屋台が並んでいたのは、恵比寿神社の秋祭りだから。ウィークデイだったので人波はそれほどではなく、香ばしい香りが周囲に漂っていた。

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2013年10月25日

昼下がりの旧山手通り(03)  病院も東横線乗り入れも反対

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 5年後、貨客駅として商品名から命名された恵比寿駅(当初はゑびす駅)が誕生。

 もちろん、ビール会社建設時(明治20年代)にも大反対があり、さらに広尾ヶ原砂利採取場跡の避病舎(広尾病院)建設に対しても大反対。

 昭和になると、府会議員による東横線恵比寿乗り入れ運動が起こったのだが、これにも一部で大反対。何でも反対なのだ。

【Photo】ビルの谷間に恵比寿神社。細い路地が参道で、こんもりとした緑が神社裏の林。聞えるのは幹線道路である駒沢通りを行き来するクルマの騒音だけ。風にはためく幟(のぼり)や艶やか色の堤燈がなかったら、この先に神社があるとは思えない光景だ。

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2013年10月26日

昼下がりの旧山手通り(04)  地下鉄日比谷線の開通

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 恵比寿。昭和39年(1964年)に地下鉄日比谷線(現東京メトロ)が開通して霞ヶ関方面へのアクセスが簡単になると、新橋経由で官庁街に通っていた通勤客が恵比寿で降りて地下鉄を利用するようになった。

 その結果、恵比寿駅は一気に活気のある駅に大変身。

 ちなみに日本初の「ディスコ」が恵比寿に誕生したのも翌年のこと。中川三郎の経営だ。

【Photo】通りに沿って数多くの屋台。唯一、人だかりがしていたのが「広島風お好み焼き」の前。1枚500円也。一度に24枚焼いていたので、鉄板の上には1万2000円が買い手を待っているというわけ。もちろん、あっという間に完売。

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2013年10月27日

昼下がりの旧山手通り(05) 恵比寿神社の秋祭り

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 昭和49年(1974年)発行の『東京区分地図帖』では「第六天」と云う名称。

 どうやら西宮神社(兵庫県)から商売繁盛の神である恵比寿を勧請して合祀、「恵比寿神社」と名称変更したようだ。

 驚くほど小さな境内なのだが、駅至近の好立地条件だから、おそらく路線価は驚きの高値のはず。

【Photo(上)】恵比寿神社の鳥居の前では、無料の包丁研ぎや「べったら漬け」を売る屋台が出ていた。100円ローソンなどで売られている中国産「べったら漬け」とくらべたら、味は雲泥の差。

【Photo(下)】これぞネコの額。参詣者の動きは、すべて巫女さんたちにお見通し。なんだかオママゴトみたいで、結構、楽しい。

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