2013年03月09日

サクラ咲く善福寺池(01) 交差点のモクレン

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 サクラの季節になるとお花見に出かけたくなるのは、ニッポン人のDNAがそうさせるのか、あるいは冥土までの距離が近づいてきたからか、よく判りませんが、とにかく、今年もやっぱりお花見にお出かけです。

 JR中央線西荻窪駅の北口改札を抜け、関東バスに乗って善福寺停留所で下車。春の陽だまりの中、のんびりと善福寺公園を目指します。

 停留所の近く、桃井四小前交差点の一角で「モクレン」発見。花びらの外側が紫色、内側が純白の「シモクレン(紫木蓮)」とも呼ばれる本格的なヤツです。 1億年以上も前から同じような姿かたちをしていたというから、いわば花木界のシーラカンス。散り際も見事で、一斉にパラパラと地面に落下するそうです。でも、開花から間もなかったらしく、パラパラの気配なし。

【写真(上)】関東バスの善福寺停留所。西荻窪駅に向かう対向車線のバスです。2車線ではありますが、すれ違うのがやっとのような感じだから、追い越すなんて出来そうもありません。このあたり、戦前から住宅地として開発されてきたから道路が縦横無尽に延びてはいるものの、幅員が狭いのが泣きどころです。

【写真(下)】春風にゆれる「モクレン」。高貴な紫色に近寄ってみると、かなりの大きさだから驚いてしまいます。花言葉は「自然への愛」「持続性」だって。

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2013年03月10日

サクラ咲く善福寺池(02) ひょうたん型の善福寺池

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 幸せテンコ盛りのような名前の善福寺公園ですが、面積は約6万7000平方メートル(約2万坪)。ちょうど東京ドームのグラウンド部分を5つ並べた広さです。要するに畳(江戸間))なら4万3259枚、卓球台なら1万6034面、土俵なら4110面、テニスコートなら257面・・・。

 面積の半分近くを善福寺池が占めていて、真ん中がくびれた「ひょうたん」のような形状。くびれ部分の北側が「上の池」、南側が「下の池」です。

【写真(上)】案内板に記載されていた禁止事項に「無許可でモデル撮影やロケを行うこと」がありました。裏返せば、禁止事項になるほど風光明媚ということになるかも。

【写真(下)】「上の池」から散策スタートです。数年前から再開した「貸しボート場」に人影はまばら。土日になると、長蛇の列になるそうです。ボート上からサクラを狙ってみようかと思ったのですが、とりあえず池のぐるりを歩いてみることにしました。木立は、徐々に春色に染りかけています。

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2013年03月11日

サクラ咲く善福寺池(03) 台地に滲み出た地下水

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 このあたりは「武蔵野台地」と呼ばれていて、遥か彼方の「青梅」を頂点として約14万年前の「古多摩川」によってつくり出された扇状地。

 そこに箱根火山や富士山の火山灰が降り積もり、長い年月を経て台地が形成されたらしいから、見事に「チリも積もれば山となる」状態です。

 で、台地の下の砂礫層を流れる地下水が滲み出し、やがて溜まったのが「善福寺池」。同様に、あちらこちらでも水が溜まり、「三宝寺池(石神井公園)」「妙正寺池(妙正寺公園)」「井の頭池(井の頭公園)」が出来上がったというわけ。

 もちろん、いずれもJR中央線線沿いに南北一線上に溜まった水です。

【写真(上)】扇状地に灰が積もって、さらに地下水が滲み出した・・・と云われてもね。「湖」とはいえないまでも、「池」にしては大きすぎるのが善福寺池。中間を表現する言葉はないんでしょうか。

【写真(下)】「上の池」を時計回りに歩いていくと「遅の井の滝(おそのいのたき)」に出会います。滝はこの後ろ側。文治元年(1185年)、源頼朝が義経を討つため奥州に向かった際、水を求めるためにココで井戸を掘ったものの水は出ず、何度も掘り返してようやく湧き出たから「遅野井」と名づけられたのだそうです。現在は、井戸からポンプで汲み上げ式。

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2013年03月12日

サクラ咲く善福寺池(04) 咲き乱れの直前

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「かわず飛び込む水の音」と云えば古池ですが、同じように古くからある「善福寺池」は広大すぎて、どこかで「かわず」が飛び込んだとしても近くで泳いでいた鯉が驚くだけ。やっぱり池というより、湖のような感じです。

 だから池の外周路は長く、暖かな南風をホホに受けながら歩くには最適。ところどころに設置されているベンチでは、ハーモニカで童謡を奏でるおじさん、ドブロギターでウエスタンを弾きまくる青少年などが腰を据えていて、BGMにもこと欠きません。

 ベビーカーを押す若いお母さんたちも、どことなく、ほがらか顔。ときどき、蕾と花の入り混じったサクラの枝が、フワリフワリと風にゆれているだけです。

【写真(上)】弁財天を過ぎたあたりに、遊具が備わった広場があります。のんびり広場に向かって歩いていたら、前方からベビーカーを押す若いお母さんたちがやって来ました。池の外周路にはサクラなどが植えられていて、風景も刻々と変化するので散策に飽きることはありません。初夏になれば、水面をなでながら吹き上がってくる風が涼しそう。

【写真(下)】お目当ての広場です。日当たりが良いせいか、サクラは満開に近い状態。この日は気温20度近くになったから、開花したばかりかもしれません。そのため花見客はほとんどいないから、この場は独占状態。優雅なお花見をすることができます。花見は満開直前に限ります。

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2013年03月13日

サクラ咲く善福寺池(05) 東京緑地計画

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 そもそも、都心に近い杉並区になぜ広大な自然が残されていたのかというと、昭和15年(1940年)に東京府の皇紀2600年記念行事の一環として「東京緑地計画」が立案されたことが大きな要因。いわゆる防災都市東京を目指した計画です。

 当初は「砧」「神大」「小金井」「舎人(とねり)」「水元」「篠崎」の6か所が大緑地として造成される計画だったのですが、翌年、小規模な緑地として「池上」「駒沢」「野方」「上板橋」「浮間」「石神井」など14か所が追加された際に「善福寺」も入れられました。

 いずれも東京駅を芯とすると、20キロほどの円周部に点在する環状緑地帯が完成し、さらに都市部に流れ込んでいる「石神井川」「妙正寺川」「善福寺川」などの河川に沿った緑地帯をつなげると、ちょうどクモの巣を張ったような大環状緑地帯が出来上がるという塩梅だったわけです。

【写真(上)】大きく枝を張ったサクラは、あちこちから芽が吹き、可憐な花びらが微風にゆらりゆらりです。

【写真(下)】生い茂る木立をバックに、可愛らしいピンクを撮ってみました。

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