2013年11月01日

昼下がりの旧山手通り(10) 代官山T-SITE

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 カフェミケの先、旧山手通りをはさんだ反対側に複合施設「代官山T-SITE」がある。蔦屋書店を中心に専門店エリアで構成された「都市生活者のための“知の楽園”」なのだそうだ。

 かつては水戸徳川邸屋敷、つい最近までNTT猿楽町社宅とノースウェスト航空の社宅があったところで、通りに面したところは鬱蒼とした樹木で覆われている不思議な空間だった。

【Photo】代官山T-SITEのオープンは平成23年(2011年)12月。写真は、それ以前の「猿楽町17」。残念ながら東京では、広大な空き地など生き残れないのである。

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2013年11月02日

昼下がりの旧山手通り(11) 三田用水と西郷橋

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 しばらく歩くと西郷橋。かつて流れていた三田用水にかかる水道橋だ。

 高台の旧山手通りから鶯谷を抜け、渋谷川の並木橋にいたる流路は昭和初期の頃から地面の下。

 あたり一帯に高級住宅が建ち並び、お洒落なブティックやレストランも多いから、映画ドラマあるいはファッション雑誌のロケ地として有名。それを当て込んで、軽食を売るミニバンも出没する。

【Photo(上)】この日もファッション雑誌のモデル撮影が行なわれていた。ミニバンのコーヒーの売り上げはいかに。左奥、レンガ色の建物は「レストラン マダムトキ」。

【Photo(下)】西郷橋の橋の下。三田用水は暗渠化され、道路になっている。

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2013年11月03日

昼下がりの旧山手通り(12) 西郷山公園

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 西郷橋の先に西郷山公園。要するに「西郷」なんだな。

 といっても西郷隆盛ではなく、関係あるのは弟の従道(つぐみち)。

 兄貴を慕う従道は、征韓論に敗れて鹿児島に戻ってしまった隆盛の再起を願い、このあたりの広大な土地を購入。

「兄さぁ、東京に土地をこぅて待ってるから、早く東京に出てきやったもんせ。二人で一緒に住みもそや」と云ったかどうか定かではないが、肝心の隆盛は西南戦争で自刃。

 しかたなく従道は自分用の別邸を建てたのであった。

【Photo】どこからでも西郷山公園に入ることができるが、旧山手通りから小道に沿ってしばらく歩いたところに正門らしきところがある。

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2013年11月04日

昼下がりの旧山手通り(13) 西郷家はお引越し

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 弟の西郷従道は、購入した土地に「木造二階建ての洋館」と「書院づくりの和館」を建築。

 さらに、池の周囲を散策できる回遊式庭園を造成。あまりの見事な出来栄えに、東洋一と評されたそうだ。

 この当時から、周辺の人々はあたり一帯を「西郷山」と呼ぶようになったのだが、昭和16年(1941年)に西郷家は渋谷に移転。

 庭園を買い取った人は、何が気に入らなかったのか不明だが、三田用水を引き入れた池を埋立ててしまった。

【Photo(上)】春は桜、冬は富士山を眺望できるところとして有名な西郷山公園。高級な食材を食べ慣れていそうなドッグさまを連れた奥さま方が、ブランド衣服に身を包んでお散歩していた。

【Photo(下)】「GoogleEarth」によれば公園でもっとも高い地点の標高は約25メートル、低い地点は約15メートル。公園自体が小高い山になっていることが分かる。階段を降りると石垣の先に人工の滝があるのだが、水が流れるのは夏場だけだった。

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2013年11月05日

昼下がりの旧山手通り(14) 冬の富士の眺め

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 残念ながら「書院づくりの和館」は空襲で焼失。

「木造二階建ての洋館」は国鉄スワローズの選手合宿所として使われたあと、昭和35年(1960年)に「明治村」(愛知県犬山市)に移転。現在では国の重要文化財に指定されている。

 西郷山公園の高台からの眺望はいい。天気さえ良ければ、眼下の目黒の街並みだけでなく、遥か彼方の富士山まで視界に収めることができるようだ。

 ビューポイントに立てられた標識に「冬の晴れた日、ここから見える富士は・・・」と書かれていた。どんな富士なんだろう。

【Photo(上)】展望台。この位置から富士山が見られるらしい。ただし冬場の天気が良い日に限られる。というわけで、天候に左右されない夜景スポットとして人気が高い。

【Photo(下)】この下に高低差20メートルの人工滝がある。だから展望台はそれ以上の高さということになる。園路にはベンチが多く設置されているから、日向ぼっこもいい。

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